ビデオカメラが普及する前に動画を撮るのは、8mmフィルムでした。以前様々なイベントで使用されていたので、フィルムが残っているという方は多いかもしれません。
しかし、8mmフィルムは経年劣化しやすく、再生する映写機がなくて放置しているケースが多いのではないのでしょうか。8mmフィルムを長期間放置していると、劣化してしましの中に納まっている映像を見ることができなくなります。
大切な思い出が8mmフィルムに保存されている方は、気になったらすぐに対処するのがおすすめです。
8mmフィルムについてあまりなじみがないという方が多いですが、8mmフィルムは昭和を代表する家電です。8mmフィルムは文字通り8mm幅のフィルムで種類は3種類となっています。
ダブル8、スーパー8、シングル8があります。
ダブル8は実体16mmで、撮影する際は半分の8mmを先に使用し、使用後はひっくり返して残りの半分を使う形になります。全ての撮影が完了したら、16mm幅のフィルムを半分に切って8mmにします。最終的に8mm幅になるため、8mmフィルムと言われています。
スーパー8は、元から8mmフィルムとなっています。そのため、ひっくり返したり、半分に切ったりする手間が不要です。
シングル8は、スーパー8に似ていますが、フィルム巻き戻しの構造が異なります。シングル8の方がフィルムの巻き戻しがしやすくなっています。
自宅にある8mmフィルムがどの種類であるかを確認することが、修復する際は重要です。
8mmフィルムは劣化しやすいため、保管環境などに十分な注意が必要です。8mmフィルムを使用する機会は減っているので、長期間再生できていないという方も多くいるのではないでしょうか。まずは8mmフィルムの状態確認をし、必要に応じてメンテナンスすることが大切です。
8mmフィルムは劣化しやすいので、保管環境に気をつける必要があります。劣化の原因となるのが湿気です。湿気があると、8mmフィルムが溶けたり、フィルム同士がくっついたりしてしまいます。くっつくとなかなか剥がせませんので注意が必要です。さらに放置しているとカビが発生する可能性があります。
8mmフィルムは、フィルムに使用されているアセチルセルロースが湿気や熱が加わったり、経年劣化したりして変質・変形することがあります。フィルムがストロー状に丸まったり、わかめ上になったりし、アセチルセルロースに使用されている酢酸から、酸っぱい悪臭を発するようになってしまうことをビネガーシンドロームと呼びます。
以前は8mmフィルムの保存方法としては密閉保管が推奨されていましたが、密閉保管していると劣化のスピードが速まると言われていますので、注意が必要です。
更に劣化が進むと、ボロボロになり触っただけで崩れるようになってしまいます
8mmフィルムは劣化しやすいため、大切な思い出を保存している場合見られなくなるリスクがあります。そこで、8mmフィルムの劣化トラブルを防ぐための方法についてご紹介します。
気になる方はチェックしてみてください。
8mmフィルムは保管環境が非常に重要です。8mmフィルムの劣化を防ぐために、風通しの良い場所に保管することが大切です。
また、8mmフィルムは湿気が大敵となるので、適度な湿度に調整するのも必要になります。
状態をこまめにチェックしておくと、フィルム同士がくっつくなどのトラブルを避けることができます。
8mmフィルムが劣化してくるべたついてフィルム同士がくっつき、再生できなくなります。年に数回まき直すことで、フィルムの変質やカビの発生などを防ぐことができます。
8mmフィルムは現在ではあまり使用されていないため、長期間再生していないという方も多いです。
8mmフィルムを再生するには映写機が必要となりますが、長期間再生していないフィルムに関しては再生してみるのがおすすめです。
8mmフィルムの種類によって再生できる映写機は異なります。
映写機がない場合に新たに購入するというのはためらわれる方もいるでしょうし、映写機自体現在はなかなか手に入れることができません。その場合はデジタル化してDVDへ保存するなど、他の再生方法を検討する必要があります。
8mmフィルムに大切な思い出が残っており、何とか復活させたいという方もいます。以前はイベントなどでよく8mmフィルムが使用されていたので、自宅に眠っているというケースがあるでしょう。8mmフィルムを復活させる場合は、気になったらすぐに対処するのがおすすめです。
8mmフィルムは劣化しやすいですが、場合によっては修復が可能です。しかし、8mmフィルムは劣化の程度にもよりますが、修復を個人でするのは難しくなっています。修復する際、特殊な機材で再生して確認する必要がありますが、きちんと修復できていない場合、機材に不具合が生じる可能性があります。
熱と圧力によりゆがみをなくすなどの修復作業が専門業者では行われていますが、個人でするのは危険です。8mmフィルムを修復する際は、専門の業者に依頼するのがおすすめです。
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8mmフィルムは経年劣化しやすいため、デジタル化してDVDにするのがおすすめです。8mmフィルムをきれいな状態に保管するには、定期的に巻き直すなどの手間がかかります。8mmフィルムより耐久性の高いDVDを使用することで、データを保護できます。
8mmフィルムの劣化が進むと、デジタル化するのも難しくなるので、早い段階でDVDにデータを移すのがおすすめです。
8mmフィルムを再生する機材はないけれど、DVDプレイヤーなら自宅にあるという方は多いです。DVDは薄いため、保管スペースをそれほど取らないのも魅力です。
※くらぷらでは、8mmフィルムのデジタル化は対応しておりません。
DVDは8mmフィルムと比較し劣化しにくいので、大切なデータは8mmフィルムからDVDに移しておくのがおすすめですが、DVDも永久的に保管できるわけではありません。DVDが傷ついたり劣化したりすると、データを見られなくなる可能性があります。
定期的にDVDを再生するなど状態確認をし、傷ついて正常に作動しない場合は早めに修復することが大切です。また、DVDは簡単にコピーできるので、複数枚にコピーしておくと安心です。
8mmフィルムは劣化しやすいため、保管環境やメンテナンスに気をつける必要があります。8mmフィルムの状態を確認し、修復が必要な場合は早めに対処することが大切です。カビが生えていたり、フィルム同士がくっついていたりと、様々なトラブルが生じがちですが、専門の業者に依頼すれば、修復可能なケースもあります。昔の懐かしい思い出が復活するかもしれません。
8mmフィルムは現在使われていないため、機材が手に入りにくくなる可能性があります。
また、8mmフィルムを長期間保存するのは難しいため、大切なデータはDVDに移しておくと安心です。
※くらぷらでは、8mmフィルムのデジタル化は対応しておりません。