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2020.05.20
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フライパンの黒い絶壁汚れ!側面にこびりつく油汚れの謎

なぜこうなる!?フライパンの黒い絶壁!側面にこびりつく油汚れの謎

 

新しいフライパンを買いました。

この新品の美しさを、なるべく長く保ちたい!

料理のあとはていねいに洗って、焦げ付きを残さないようにするぞ!

 

…そう決意したのに、2ヶ月、3ヶ月と経つうちに、内側の側面に黒い焦げ付き汚れが現れました。

黒くて堅い焦げ付きは、いつの間にか厚みを増して、まるで断崖絶壁。

油の海を背景に、サスペンスドラマのエンディングテーマが流れてきそうです。

それに、フライパンを裏返すと、そこには塗り壁のようなゴツゴツが…!

一体どうして、こうなってしまうのでしょうか?

今回は、ゴツゴツしてまるで絶壁のようなフライパンの焦げ付きについて、話していきます。


【目次】

  1. 1.熱の伝わり方に問題がある
  2. 2.ゴツゴツ焦げ付きが付いてしまう理由
  3. 3.焦げ付きを防ぐための洗い方
  4. まとめ

 

1.熱の伝わり方に問題がある

数か月でゴツゴツした黒い焦げ付きがつくなんてもしかして、フライパンを洗わずに使ってる?と思う方もいらっしゃるかもしれません。

 

いやいや、そんなわけないでしょ!

使うたびに毎回ちゃんと洗っていますよ。

 

こうなってしまうのは、フライパンの熱の伝わり方に関係があります。

 

熱って目には見えないけれど、量をはかることができるんですよ。

熱の量をはかる単位は、カロリーといいます。

 

それって、食べ物のカロリーと同じもの?

 

そうです。

私たちは食べ物という燃料を取り込んで、体温を保ったり体を動かしたりするエネルギーにしています。

だから足りないとうまく動かないし、多すぎると脂肪という名の貯蔵燃料になってしまいます。

 

…話をフライパンに戻しますね。

 

フライパンを火にかけると、炎の熱がフライパンに移動します。

「熱は、目に見えないけど量をはかれる」

と先ほど申しました。

どうやってはかるのでしょうか?

 

熱量を表すカロリーという単位。

1カロリーは、1㎝角の四角い水のかたまりの温度を、1℃上げる力があります。

1キロカロリーは、10㎝角の四角い水のかたまりを、1℃上げる力があります。

まるで見えない積み木みたいですね。

 

フライパンに熱が移るということは、この熱の積み木がフライパンにたくさん積み上がるということです。

 

イメージできました?

フライパンに、見えない熱の積み木が、幽霊のようにたくさん憑りついているんです。


 

2.ゴツゴツ焦げ付きが付いてしまう理由

これを踏まえて…、

あなたはフライパンに注がれる油の気持ちになってください。

これからあなたはフライパンに飛び込み、おいしいトンカツを揚げるのです。

 

えっ、唐揚げの方がいい?

それより天ぷら?

あー、あなたの好きな揚げ物でいいですよ。

 

とにかくあなたは、油になってフライパンに注がれます。

すると、熱の積み木があなたに伝わり、徐々に熱くなってきました。

温度が上がったあなたは、ある特殊能力を身につけます。

 

それは、分身の術です。

その能力は、トンカツを揚げ始めるとさらにパワーアップします。

 

分身した油のうちの一人は、蒸発して高く舞い上がり、換気扇から外へ出て果てしない旅に出ます。

もう一人のあなたは、蒸発して高く舞い上がりますが、換気扇の羽根にピタリと張り付き、換気扇から出ていく空気の監視を始めます。

これが換気扇のベタベタ汚れですね。

 

また別のあなたは、大きな体に分身してジャンプすると、レンジ周りや周囲の壁に着地して、バッチリポーズを決めます。

でも目立つので、わりと早めに拭き取られてしまいます。

 

そしてさらにもう一人、高く舞い上がることも、フライパンの外へジャンプすることも無く、人知れず分身しているあなたがいます。

あなたは、極めて低い場所をステルス機のように飛び、フライパンの内側の油に浸っていない部分に着陸します。

ここで、熱の積み木のことを思い出してください。

フライパンに憑りついた熱の積み木は、注がれた油に移動しました。

でもそれは、油に触れた部分だけです。

油に触れていない側面には、たくさんの熱の積み木が残っています。

そこへ着陸したあなたは、一気に熱の積み木に憑りつかれ、焦げ付いて動けなくなります。

 

薄く均一に、しかもガッチリと固定されたあなたは、黒いフライパンと一体化するので、ほとんど目立ちません。

だから調理のあと、軽くスポンジで洗われたくらいでは落ちない!

 

これが何度も積み重なり、やがて断崖絶壁が形成されてしまうのです。

 

似たような現象は、汁や煮物を作る鍋にも起きています。

油ほど目立ちませんが、鍋の内側に、洗っても落ちない帯状の茶色い汚れがありませんか?

これは沸騰した煮汁が側面に飛んで、熱の積み木に憑りつかれた残骸です。

 

新しいフライパンに、焦げの絶壁なんて作りたくない!

どうすれば防げる?


 

3.焦げ付きを防ぐための洗い方

そのためには、洗い方がポイントになります。

 

わかっていますよ。

あなたが一所懸命フライパンを洗っていること。

油のベタベタや食べ物の焦げ付きが残らないよう、しっかり洗っていましたよね。

でも、油や食べ物が触れていない部分は?

軽くなで洗いしていました?

 

それはそうですよ。

今まで、油の気持ちになったことなんて、ないんですから。

そんなところに、そんな焦げ付きが発生してるなんて、実感ないですよね。

 

そこで、…いつも通りにフライパンを洗ったら、素手で油や食べ物が降れていなかった側面を撫でてみてください。

なんだかザラザラしていませんか?

そしてさらに、フライパンを裏返して底の部分を触ってみてください。

油を処理した時に、伝いもれた油がベタベタと残っていませんか?

この油は、次回熱せられると炭化して、塗り壁のように底を固めます。

フライパンの底がゴツゴツになるのは、この油が固まって残っているからです。

 

そうです。

フライパンを洗うとき、念入りに洗うべき場所!

それは、油や食べ物が触れていた場所ではなく、側面や裏側の部分なのです。

 

コップや茶わんを洗うとき、直接口に触れるフチの部分を念入りに洗いますよね。

フライパンも、同じようにフチの部分を丁寧に洗う必要があります。

食べ物がのっていた部分は、焦げ付きがなければサッと洗うだけでいいんですよ。

それより、フチのザラザラや、裏側のベタベタを落とす方が大事なんです。

そうすれば、断崖絶壁や裏側の塗り壁は防げます!


 

4.絶壁ができてしまったら

えっ、もう断崖絶壁ができてしまった?

あなたのフライパンが鉄製なら、落とす方法はありますよ!

まずフライパンに火をかけて、煙が出るまで高温に熱します。

油臭いにおいがしますか?

絶壁汚れと塗り壁汚れを、完全に炭化させましょう。

…近所迷惑にならないように、気をつけて。

火を止めたら、そのまま自然に冷まします。

水は絶対にかけないでください!

水蒸気爆発します。

かけるとしたら、粗熱が取れてからにしてください。

冷めたら、金属製のフライ返しなどで絶壁や塗り壁をガリガリ削り落とします。

これで、かなりきれいになります。

一度で無理なら、2~3回繰り返してみましょう。

 

でも、焦げ付き防止加工のフライパンは、加工がダメになってしまうのでおすすめしません。

鉄製以外のフライパンも、高温で傷んでしまう可能性があるので注意が必要です。

試す場合は、素材をよく確かめてくださいね。


 

まとめ

フライパンをきれいに保つためには、側面と裏側をていねいに洗うことが大切。

これを理解したあなたのフライパンに、もう断崖絶壁は現れません。

お気に入りのフライパンを、長く愛用してください。

 

ああ、そうでした。

どうぞ、油から人間に戻ってください。

油の気持ちになってくださって、ありがとうございました。

 

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