食卓の机やイスに付いたシールって、気が付くと剥がしにくくなっていませんか?
お子さんがいる家庭では、知らない間に机や冷蔵庫にペタペタとシールを張られて剥がそうとすると上手く剥がせずシール跡が残って見栄えも悪いし、ベタ付いてイライラしてしまいますよね。
しかし諦める前に対処法を知っていれば子供の行動にいちいちイライラしなくて済むのです。
そんな人のために今回のくらぷらブログでは張り付いて取りにくいシールをキレイに落とす方法を解説していきます。
そもそも何でシール(テープ)がくっ付くのでしょうか?
テープは上図に示すように主に粘着剤と基材で構成されており一番下の粘着剤が机や冷蔵庫の表面に付くことで、張り付くのです。
布製のガムテープを剥がしてみると、下が張り付く面(白)になっており上の面が茶色の布地にツルツルした背面処理層が付いています。
時間が経ってしまうほどシール(テープ)が剥がしにくくなるのは、時間が経つほど張り付ける相手(机や冷蔵庫)とテープの粘着面の隙間が狭くなり、狭くなればなるほど、粘着力が上がるからです。
上図のようにテープの粘着面も貼り付ける相手の表面も細かい凹凸ができています。(目では見ることができませんが小学生や中学生の理科の授業などで使った顕微鏡で見えるレベルです)
その凹凸を埋めるように指で押さえつけたりモノを置いたりしていると隙間が埋められて剥がしにくくなります。
また、時間が経つとテープの粘着剤が乾燥して剥がしにくくなってしまいます。
冬にガラスに結露(水滴が付いている面)したところに紙を付けるとガラスに張り付いた経験はありませんか?
水分が乾燥していない時はすぐに剥がすことができますが、完全に乾燥してしまうとガラスに、こびり付いて剥がしにくくなります。
シールやテープも同じように考えることができるのです。
今から紹介する方法は時間が経って剥がれにくくなったものでも比較的剥がしやすくなります。
テープを剥がしやすくする方法で一番簡単なものはテープを温めることです。
テープの粘着面が100℃以上になると粘着力が弱くなる性質を持っています。
そのため、家庭にあるドライヤーでテープの粘着面を温めると効果があります。
◆剥がす方法
・シールの角を剥がしておく
・剥がしておいた粘着面にドライヤーの温風を当てる
・温まってきたらゆっくりと引っ張り新しい粘着面をだして再度ドライヤーを当てる
特に効果のあるシールの素材は、ビニール製、表面がキラキラしたもの(お菓子のオマケ)、ぷにっとした感触のあるぷくぷくシールです。
シールの表面から粘着面に水分が浸透しにくい素材の物には向いています。
洗剤を使えるに限られます(机やイスなど)が粘着面と張り付ける面との間に隙間を開けるということで有効です。
特に効果のあるシールの素材は紙製のもので洗剤が染み込みやすいものに限られます。
剥がしにくい場合はヘラなどで擦りシールを斜め上に引きながらヘラを使うとより剥がしやすくなります。
また、セスキ炭酸ソーダ水も洗剤と同じ方法で落とすことができます。
洗剤で思うように取れなかった場合は試してみると良いでしょう。
意外かもしれませんがマニュキュアを落とすのに使う除光液がシールを取るのに使えます。除光液がシールの粘着剤を溶かし剥がしやすくしてくれます。
ただし使用する際は、換気をして大量に使わないようにしましょう。大量に使うと気分が悪くなるので換気をしながら、注意して使用してください。
◆剥がす方法
プラスチックの材質に除光液が付くと変色する可能性があるので注意が必要です。
学生時代に使っていた消しゴムも使えます。手元にない場合はお子さんから借りて試して下さい。
結構有名なのでご存知かもしれませんが、鉛筆やシープペンの芯の後を消しとるようにシールの粘着面を剥がしとっていきます。
消しゴムはシールを剥がして表面がべたついた時にオススメです。
◆剥がす方法
どの素材でも使えるのでどうしても取れない場合に基材だけ剥がして、仕上げに使うと良いでしょう。
消しゴムと同じ効果のあるガムテープも良いです。
ただし、粘着力があるのでシールの付いていない部分の表面にくっ付けると剥げてしまう可能性があるので何回か服にくっ付けて粘着力を落として使いましょう。
◆剥がす方法
・べたついた粘着剤の上からガムテープを張り付けて取り除く
身近なものでハンドクリームもシール剥がしに使えます。ニキビ用のクリームも値段も手頃で沢山使えるためオススメです。
ハンドクリームに含まれる適量な油分がシールに染み込み粘着面を柔らかくして、剥がしやくなるのです。
特に時間が経ってしまったシールには最適です。
◆剥がす方法
ハンドクリームは木製の机や家具に使うと油分が染み込んでシミや傷みの原因になるので使うのを控えた方が良いでしょう。
もし使うなら冷蔵庫などですが、念のためにシミにならないか確認してから使用しましょう。
最後にシールを剥がす方法をおさらいしましょう。
机やイスなどの木製の材質には以下の方法がオススメ
冷蔵庫には以下の方法がオススメです。
冷蔵庫は床に対して垂直になっている部分が多いので液体を使う方法は、液だれして思ったよりもシールに染み込まず剥がれないということがあるので、キッチン用の洗剤やセスキ炭酸ソーダ水と除光液はおススメしません。
もしも使いたいのであれば、上からラップをして液だれを防止やシールに染み込みやすくする方法が必要です。
特に注意が必要なのは除光液を使う場合で、換気と手についても良いようにゴム手袋をしてから作業をした方が良いでしょう。
必要のないシールは早めに剥がした方が得策ですが、気付かずに残ってしまったものは見つけた時に対処した方が良いです。
今回紹介した方法で剥がせない場合は、専用のシール剥がしを購入して剥がすか、専門の業者に依頼して剥がしてもらいましょう。
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・簡単!ガラスのガムテープ跡はがし。便利グッズ紹介。
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・・簡単ガムテープ跡はがしpart3。強力スプレーの効果比較
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