食器棚の中の掃除、どうしていますか?
中の食器を全部出して、すべての棚をきれいに拭いて、また全部の食器を元に戻す?
一人暮らしの人や新婚さんなら簡単だけど、大家族や親族が大勢集まる家など、食器の数がたくさんある家は、棚の中の掃除も大変ですよね。
持っている食器の数にもよっても違いますし、食器棚の中に、どうやってしまっているかによっても違います。
あなたは、どうやって食器をしまっていますか?
「食器のしまい方に、そんな大きな違いがあるの?」
今回は、食器のしまい方やお掃除方法のお話をしていきます。
食器のしまい方ですが、実はこれが意外とあるんですよ。
例えば、食器を下向きに伏せてしまうか、上向きにしまうか。
これだけで、もう大きく二つに分かれますよね。
伏せてしまっている人は言います。
「食器を上向きにしまうなんて信じられない!だって、見えないホコリやゴミが中にたまるでしょう!?」
それに対して上向き派は、こう言います。
「下に伏せてしまうなんて信じられない!口をつけるところに汚れが着くでしょう!?」
伏せてしまう人、上に向けてしまう人、それぞれに理由がありますね。
伏せる派の人は、棚にふきんやタオルを敷き詰めて、その上に食器を伏せている人もいます。
でも、何も敷かずにグラスを伏せている人もいますよね。
そんなあなたは、気をつけてください。
きれいとか汚いとか、そういう問題ではないんですよ。
棚にピッタリ伏せてあるグラスには、ある怪奇現象が…!
真夏の暑い夜に、クーラーでキンキンに冷えたキッチンで食器棚の戸を開けると、中から生温かぁ~い空気が流れ出て…、
「バリン!」
誰も触れていないのに、グラスが割れて、あなたにおそいかかってきました!
これは悪霊の仕業!?
それとも何かに呪われているの!?
…本当は怪奇現象じゃなくて、急激な温度と圧力の差で割れるんですけどね。
この現象が起こる条件は、こうです。
触ってもいないのに突然グラスが割れたら、びっくりしますよね。
大事なグラスがダメになってしまうのは、悲しいことです。
だから私は、食器を上向きに収納しています。
どうしてもホコリが気になるから、伏せてしまいたい?
それでは何か布を敷いて、グラスが密着するのを防ぎましょう。
お店屋さんのように、ぶら下げて収納するという手もあります。
たくさんのワイングラスがぶら下がっているの、カッコイイですよね。
でも私は掃除や片づけが苦手なので、布を敷く作業すらおっくうに感じてしまいます。
それに、敷き詰めた布もたまには洗濯して、取り換えるんでしょう?
その度に食器を全部出して、ふきんかタオルを洗濯して、また敷き詰めて、もう一度全部の食器をしまう。
想像しただけでも、面倒くさそうです。
お客様用の食器をたくさん用意しているお家では、こんなしまい方をしているのを見ました。
それは、食器の種類ごとに、プラスチック製のカゴに入れて収納する方法です。
大勢のお客様には、食器を用意するのも一苦労ですよね。
でも、この方法で収納すれば、必要な種類の食器カゴを引っ張り出すだけでOK!
食器棚の掃除をするときも、いくつかのカゴを出して、掃除が済んだら、かごを元に戻すだけ!
食器棚の掃除も楽にできそうですね。
掃除は楽にできそうなのですが…、
私個人としては、種類別に分けられているとはいえ、なんだかカゴそのものが重そうだなぁ、と思いました。
私は背が低いので、大抵のものを出し入れするときは、目線より上から出して、目線よりも上へしまうことが多いのです。
カゴの中が見えない状態で、棚へ上げ下げするのはちょっと怖い感じがします。
それに、カゴの中だってきれいにする必要がありますよね。
そう考えると、
…という手順を踏まなければいけないわけです。
もともと片づけが苦手でズボラな私にとっては、途方もなく遠い旅のように思えます。
いい方法だとわかっていても、私にはできそうにありません。
こんな面倒くさがりの私は、どうやって食器を収納しているのかって?
うちの食器棚は、中に何も敷いていません。
敷き物を、洗ったり取り替えたりする手間を省きました。
食器は上向きにして、棚板の上へ直に並べています。
毎日使って洗っている食器なら、そんなにホコリがたまる心配はないでしょう?
めったに使わない食器を使うときは、軽く水洗いするようにしています。
大皿や陶板などの大きな食器は、重くて出し入れが大変なので、低い位置に収納しています。
私にとって貴重な目線の高さにあるスペースには、毎日使う食器を入れています。
それ以外の食器は、全部目線より高い棚に収納することになります。
では、この食器棚の中をどうやって掃除しているのか?
布を敷くのも面倒くさくて、カゴに入れて出し入れするのもイヤで?
食器棚の食器を全部出して、中を掃除する?
そんなことするなんて、不可能ですよ。
それだけの食器を出して、置いておくスペースがありません。
もしスペースがあったとしても、高い位置から出しては降ろし、低い位置から出しては持ち上げる動作を、何度も何度も繰り返すのは、まるでスクワットです。
スクワットならへばった時点でやめればいいですけど、食器棚の掃除は、食器を元に戻すまで終われませんからね。
そこで私は、自分なりのやり方を考えました。
それは、一部の食器を出すだけで、食器棚の中を掃除する方法です。
まず、最初に掃除しようと思う棚から、どれか1種類だけ食器を取り出します。
取り出すのは、そのスペースの中で一番場所をとっているものを選びます。
そうすると、空くスペースが大きくなりますからね。
うちの場合は、カレー皿とスープ皿とケーキ皿、小鉢、どんぶり鉢が一つの棚に入っています。
この中で一番場所をとっているのはカレー皿なので、カレー皿だけを取り出します。
そうしたら、空いたスペースだけを拭き掃除します。
次に、隣に置かれている食器を、掃除したスペースにずらして移動させます。
棚板に傷をつけないために、少し持ち上げて移動させるのが理想的ですね。
うちの場合は、スープ皿をカレー皿のあった位置に移動させます。
すると、まだ掃除されていないスープ皿のスペースが空きました。
そこで、スープ皿のあった場所を掃除します。
次に、隣のケーキ皿と小鉢を、今掃除したスープ皿のスペースへ移動させ、空いたスペースを掃除。
そしてまた、今掃除したスペースにどんぶり鉢を動かして、空いたスペースを掃除する。
こうして、食器棚の一段目の棚の掃除が完了です。
あとは、ずらした食器を元の位置にもどし、最初に出したカレー皿をしまうだけ。
これと同じ手順で、すべての棚を掃除します。
このやり方のいいところは、出す食器が1種類なので、出した食器を置く場所に困らないこと。
それから、まとまった時間がなくても、すき間時間にちょこちょことできることです。
今日は1段目だけ、2段目はまた明日。
といった具合に。
そして、何度もスクワット運動をしなくて済むところ!
えっ、背の低い私が、上の棚を掃除する時はどうするのかって?
背の低い人間の必需品、室内用の踏み台が、いつも私のそばにいてくれます。
プラスチック製で折りたためるタイプを使っています。
かさ張らずにしまいやすく、軽いのでいつでもすぐに使える私の大事な相棒です。
食器のしまい方は人それぞれ。
持っている食器の数によっても違います。
あなたにピッタリの方法を見つけてください。