まだまだ暑い日が続きます。換気も大切ですが、油断せずに熱中症にも気を付けないといけません。
今年も猛暑日が続くことが予想されており、エアコンは欠かせないアイテムだと思います。
ところで皆さん、三菱重工のエアコンをご存知でしょうか?三菱重工と言えば、大きな機械や人工衛星が有名ですが家庭用のエアコンも作っています。
最近はあまり聞かなくなりましたが、ビーバーエアコンという名前に聞き覚えはありませんか?
今回は三菱重工のビーバーエアコンの性能を徹底解析します。
出典:三菱重工冷熱HP「ビーバーエアコン2020年度モデル」 https://www.mhiair.co.jp/contents/05-house/roomaircon.html
出典:三菱重工サーマルシステムズHP https://www.mhi-mth.co.jp/company/history/1963.html
三菱重工製のエアコンの歴史は古く、今から50年前の1970年に国内初の壁掛け型のルーム用エアコン「SR1AW」を発売しました。
ちなみにビーバーエアコンの名前の由来は、動物のビーバーが自分の住処を住みやすい環境に整える名人であることから、名付けられています。
発売当時からビーバーの可愛いキャラクターをモチーフにしていました。
いよいよ、ビーバーエアコンの内部に迫りたいと思います。
三菱重工の技術を集結させたエアコンの実力を見ていきましょう。
出典:三菱重工冷熱HP「ビーバーエアコン2020年度モデル」 https://www.mhiair.co.jp/contents/05-house/roomaircon.html
ロケットや飛行機製造の技術を活かした三菱重工ならではの、ジェットエンジンの翼形状設計に使われる技術を応用してエアコンを設計しています。
冷房時に冷たい風が床(下部)に溜まる性質を利用して、風向を水平に最大14mまで風を届けて天井から徐々に冷やしていく運転を実現しました。
また暖房時は温かい風が天井(上部)に溜まる性質を利用して床を一気に温めて徐々に部屋全体が温まっていく運転を実現しています。
冷房時も暖房時も「JET BODY」から出るパワフルな風により部屋全体を効率良く調整できるだけでなく、省エネ性を実現しています。
ワープ運転とは、夏や冬の運転時に、素早く設定温度まで調節してくれる運転方法です。
夏は室温35℃から27℃まで約9分、冬は2℃から20℃まで約10分で到達するので、スピーディーに調節してくれます。
出典:三菱重工冷熱HP「ビーバーエアコン2020年度モデル」 https://www.mhiair.co.jp/contents/05-house/roomaircon.html
16パターンもの気流の調整をリモコン一つで可能にしました。
出典:三菱重工冷熱HP「ビーバーエアコン2020年度モデル」 https://www.mhiair.co.jp/contents/05-house/roomaircon.html
16パターンもの気流調整で可能にしたのが立体気流と呼ばれるもので、エアコンの吹き出し口からルーバー(風向を調節する板)が上下だけでなく、左右にランダムに動くことで気流を一カ所にとどめず、ムラなく広げ、室内の温度を均一に調整します。
上位機種についた機能で、人の人数を感知して気流を調節してくれます。
部屋全体を設定温度まで調節したあと、冷房時は風向きを天井に向けて天井から床に風が向かうように調節します。
また、暖房時は風向きを足元に向けて床から天井に向かうように調整します。
立体気流で部屋全体を設定温度まで調節したあと、冷房時は天井に向けて水平+左右のスイングで快適を保ちます。
また、暖房時は上下+左右のスイングで足元に向けて調整する運転方法です。
出典:三菱重工冷熱HP「ビーバーエアコン2020年度モデル」 https://www.mhiair.co.jp/contents/05-house/roomaircon.html
おまかせ気流は自動で風量と風向を調節してくれます。おまかせセンサー気流が付いていない機種についた機能です。
一番上の列は上からの風量を表したもので、2段目が冷房、3段目が暖房を表しています。
スイング機能も冷房は上部でスイングし、暖房時は下部でスイングすることによって、それぞれの運転に適した動きをしてくれます。
省エネにとって節電は大切です。ビーバーエアコンは自動で、節電してくれる機能も付いています。
人がいなくなると15分後に自動で控えめの運転にして、戻ってきたら通常運転に切り替えてくれるので、近所へちょっとした害執事にもリモコンでの調整がいりません。
また、エアコンを消し忘れたとしても人がいない状態が約1時間経過すると自動で消えるように設定できます。
こちらも人が戻ってきたのを感知すると、自動で運転を再開します。
快適自動運転とは室内と外の温度と湿度センサーでチェックして人の体感を数値で出し数値で最適な温度設定を選択して調整します。
エコ運転とは、人の活動量によって自動で運転を切り替えるので、設定温度内でも冷えすぎや暖めすぎを防いでくれる機能です。
エアコンを清潔に保つために様々な機能が付いています。
ナノレベル(1mmの10万分の1)の非常に細かい水の粒子が、ウィルスや菌、カビ菌、タバコの臭いを水洗いサンフィルターとバイオクリアフィルターの2種類のフィルターで抑制、脱臭します。
この運転をするためには、水洗いサンフィルターとバイオクリアフィルターの設置が必要です。
出典:三菱重工冷熱HP「ビーバーエアコン2020年度モデル」 https://www.mhiair.co.jp/contents/05-house/roomaircon.html
バイオクリアフィルターにくっ付けた汚れを酵素と尿素の力で抑制してくれます。
これらの作業を1.5時間でしてくれるので、出来れば週に1回程度、少なくともシーズンが終わった後にしておくと良いでしょう。
水洗いサンフィルターは脱臭性能があり、汚れてきた時に水洗いし天日干しで繰り返しつかうことができます。
天日干しすることによって、光再生で効果が復活します。
ただし、汚れがヒドイ場合は交換が必要です。
一部の機種以外は同梱されいませんが、どの機種でも設置は可能です。
もちろんフィルター自動清掃もきちんと備わっています。
自動でフィルターの目詰まりを解消してくれるので、定期的なお手入れが楽です。
清掃時間は約6分なので電気代も1回あたり0.02円と安く、音も約38㏈とうるさくありません。
エアコンの熱交換器、送風ファン、送風路(風の通り道)を運転が停止してから、2時間かけて自動的に乾燥させカビの成長を抑え清潔を保ちます。
冷房の使用後はカビの繁殖しやすい環境になっていますので、このような機能がないとエアコンがカビの温床になってしまうので注意が必要です。
出典:三菱重工冷熱HP「ビーバーエアコン2020年度モデル」 https://www.mhiair.co.jp/contents/05-house/roomaircon.html
さわやか除湿は、湿気だけを取って室内の温度は下げないという再熱除湿方式の運転方法になります。
空気は温度が高いと水分をたくさん持つことができる性質があり、空気を冷やしてあげると湿気は少なくなるのです。
この性質を利用して、室内の湿気のある空気を一度冷やし、暖めて再び冷やすことでエアコン内の温度を変化させることで室温を変えずに湿気だけを取ってくれます。
除湿では、肌寒いという方にとっては最適です。
スマーとフォンやタブレットにアプリをインストールすることで、スマートフォンからの操作が家のインターネットを通じて、エアコンを遠隔操作することができます。
スマホがいつでもリモコン替わりになる時代になりました。
エアコンがお部屋の温度と湿度をセンサーで見張って最適な状態にコントロールしてくれる機能です。
お出かけ前にボタンを押すだけで、お出かけ中に、室内ががカビ・ダニの繁殖しやすい状態になってしまうと自動で除湿運転を行い室温28℃以下、湿度60%以下に保ち、カビの繁殖を防ぎます。
別売りの専用加湿器とエアコンを連動させることによって、冬場は室温だけでなく、湿度を自動にコントロールしてくれます。
ボリューム満点の機能で、試してみたいと思いませんでしたか?
特に他社にはないJET運転は、三菱重工ならではのジャンボジェット機の風路設計を駆使して素早く、かつパワフルにお部屋の空気を調整してくれるので、夏も冬もエアコンを使って知るという方には最適だと思います。また、流行りのエアコンとスマートフォンとの連携も備わっているので、体感に合わせて豊富な運転を外出先から操作できるところも魅力です。
これから夏本番で、熱中症対策にエアコンはマストアイテムになってくるので、買い替えをお考えの方は是非、三菱重工のビーバーエアコンを検討されてはいかがでしょうか?