古くなってはがれたコーキングはみっともないですよね。溝や隙間を埋めるてくれるコーキングですが、意外にカンタンに補修できるって知っていましたか?
道具をそろえて施工のコツさえつかんでしまえば、女性にだってキレイな仕上がりのコーキングができます。
この記事では、コーキングの基本からキレイに仕上げるコツまでをお伝えします。
チョットした工夫とひと手間で、見違えるほどキレイなコーキングができますので、週末にでもチャレンジしてください。
コーキングはあちこちの溝や隙間に使われています。水まわりが主になりますが、室内から室外に至るまで、目地材として幅広い用途がありますので、上手に使い分けてキレイに補修しましょう。
主に浴槽と壁の隙間を埋めるためにコーキングが使われます。その他の場所にも使われていますが、お風呂場には皮脂が付着している場合が大半で、脂分がコーキングの接着力を弱めてしまうので、施工前に洗剤で洗っておきましょう。
蛇口の本体やシンクまわりに、水漏れ対策としてコーキングが使われています。洗面台もお風呂場と同じく皮脂汚れが付着しています。水あかなどの汚れもありますので、施工前にしっかり洗浄しましょう。
ガラスの継ぎ目などにもコーキングは使われています。サッシとガラスの隙間を埋めるために使われていることが多いです。
壁の角や建具とのつなぎ目をコーキングで化粧仕上げしています。建物のゆがみなどでコーキングがはがれたり、割れたりしますので補修が必要になります。
外壁材のつなぎ目にコーキングが使われています。寒暖の差で壁材が収縮してダメージを与えるだけでなく、太陽光により劣化しやすいのが弱点で、室内のコーキングより補修の難易度は高めになります。
どんな作業でも道具の良し悪しで仕上がりが変わります。手持ちの道具だけで間に合わせようとすると必ず失敗します。最近は安価な道具も増えていますので、100円ショップとホームセンターを上手に使い分けて、できるだけ道具をそろえてから施工作業に取り掛かりましょう。
コーキング剤は主に5種類ありますので、用途によって使い分けをします。
・シリコン
耐水性、耐熱性、耐候性に優れていて一般的に使われています。デメリットは塗装ができないことです。
・ウレタン
下地や資材との密着性に優れ、弾力性が高く耐久性があります。紫外線に弱いので、表面を塗装する必要があります。主に外壁用として使われます。
・アクリル
水性系なので作業性に優れています。耐久性が比較的低いので、10年でひび割れが起こる場合があります。壁紙の継ぎ目や床材と壁材の隙間埋めに使われます。
・変形シリコン
カラーバリエーションが豊富で塗装もOKです。ただし価格が高いわりに耐久性や耐候性については、シリコンより劣ります。万能タイプのコーキング剤なので、主に屋外で使われます。
・油性コーキング
耐候性のある皮膜を作りますが、内部まで硬化しません。柔軟性が高いので、金属を折り曲げた部分やクギを打ち付けた部分の補強に使われます。
これをなくしてコーキングはできません。コーキング剤の容器をセットして、中身を絞り出す道具です。
外壁をコーキング施工するときに使います。温度差や太陽光で過酷な環境になるので、コーキングと壁材の密着度を高くするためにプライマーを使います。
コーキングしたい部分以外に、コーキング剤を付けないように貼るテープです。初心者は幅広のテープを選びましょう。
仕上がりの良し悪しを左右する道具です。ならす場所によって使い分けるため、数種類のヘラを用意すると良いでしょう。ヘラのセットはネット通販で購入できます。
6.コーキングはがし
通常は普通のカッターで切り込みを入れて、根気よくはがしていきます。コーキングはがし専用のカッターを使えば、幾分作業が楽になりますが、電動ドリルがある方はスピンカッターを使えばあっという間に作業が終わります。
外壁の基材に貼り付けて、コーキング剤と外壁の基材が接着されないようにします。
コーキングの補修には、打ち替えと増し打ちの二つの工法があります。打ち替え工法とは、古いコーキングを全て取り払ってしまい、新しいコーキングを打ち直す方法です。対して増し打ち工法は、既存のコーキングを一部残して上から打ち直す方法です。
ただし増し打ちをするのであれば、既存のコーキングは劣化しておらず、打ち直すコーキングの厚みが10mm以上確保できることが条件になります。
これから紹介するのはコーキングの基本作業になりますが、落ち着いてひとつひとつの工程をこなせば大きな失敗はありませんので、状況を確かめながら慎重にチャレンジしてください。
1.古くなったコーキングをはがす
古くなったコーキングを、カッターを使ってはがしてしまいます。目地のきわに沿ってカッターで切り込みを入れて、端から指で引っ張り上げるようにしてはぎ取ります。
2.マスキングテープを貼る
溝や隙間の端から1mmほど離してテープを貼ります。テープが浮き上がらないように、貼り付けた後にテープを上から強く押して、隙間をなくしましょう。
3.コーキング剤を注入する
コーキングガンにコーキング剤の容器をセットして隙間に注入します。シリコン剤を注入する際のコツは、隙間に空気を入れないようにゆっくりと注入することです。シリコンガンは進行方向側に傾けた姿勢で、先端を溝や隙間に軽く押し当てて使います。
4.ヘラで表面をならす
コーキング剤の表面をヘラでならします。何度も手をかけると仕上がりが悪くなるので、1~2回で済ませます。ゆっくりと表面をならすのではなく、ある程度のスピードでサッとならしてください。ヘラに付いたコーキング剤は、一回ごとにふき取りましょう。
5.マスキングテープをはがす
時間を置かずにマスキングテープをはがしてしまいます。乾燥が始まってからはがすと、コーキングの端がめくれて仕上がりが悪くなるので気を付けてください。段ボールの切れ端を棒状にして、巻き付けながらはがしていくと、手も汚れずキレイにはがせます。
6.コーキングを乾燥させる
シリコンコーキングであれば、1時間くらいで表面から固まり始めます。できれば12~24時間乾燥させたいのですが、水まわりでも8時間程度乾燥させれば普通に使ってもかまいません。
1.ノズルの先端の処理
コーキング剤をキレイに注入するために、ノズルの先端は斜めにカットしましょう。コーキングガンは進行方向側に傾けて使いますので、傾けた状態でノズルの口が溝や隙間とピッタリフィットするようにカットしましょう。
2.マスキングテープは施工する所から少し離す
コーキングは溝や隙間を埋めるためのツールですので、はがれにくく施工することが大切です。溝や隙間から1mmくらい離してマスキングすることで、コーキング剤の密着度が高くなってはがれにくくなります。
3.空気を入れないようにコーキングする
溝や隙間から空気を追い出すようにしてコーキング剤を注入します。ノズルの先端を施工部分に押し当てながら、表面から少しあふれ出すくらいで注入してください。注入している場所から進行方向側にコーキング剤が流れるのが見えたら、先端を進行方向にずらしながら充填をすすめましょう。
4.ならすたびにヘラをキレイにする
コーキングの表面をキレイに仕上げるには、かき取ったコーキングをヘラに残してはいけません。素早くかき取ることが重要ですが、ヘラがキレイな状態でなければ台無しになりますので、常にキレイにして作業しましょう。
いろいろな場所をコーキングしていると、必ず角と円の仕上げが必要になります。ここからは少しテクニカルな施工になりますが、マスターすればさらにキレイに仕上げられるので、ぜひともチャレンジしてください。
角をキレイに仕上げるには、マスキングの貼り方にコツがあります。ヘラでなで付ける回数を減らして仕上がりを良くするために、テープの端をキッチリと角に合わせます。ならし作業は1~2回表面をなでるだけにしてください。
円の仕上がりの良し悪しもマスキングの貼り方が決め手になります。曲線用のマスキングテープを使いますので、事前にホームセンターで購入しておきましょう。円のカーブをマスキングする際は、テープを軽く引っ張りながら曲線に合わせて貼り付けてください。
貼り方のコツですが、境目の側にシワが寄らないようにすることです。シワができると内側にコーキング剤が入り込んでしまうので注意しましょう。
DIYでコーキングをするのは難しくないと感じて頂けたでしょうか。施工方法をおぼえて道具をそろえてしまえば、女性でもカンタンにできる補修作業です。数年に一度のサイクルで補修が必要になりますので、失敗しても練習だと思って恐れずにチャレンジしてください。