今回は引っ越しのときの掃除について徹底解説していきたいと思います。これからの時期引っ越しが多くなりますね。新居での新しい生活を考えると不安や楽しみなど様々な気持ちかと思います。しかし、新居に移る前には長く住んでいた旧居の掃除を忘れてはいけません。今までお世話になった部屋をきれいにするのは大切です。
目次
1.引っ越しの退去で掃除はするべきなのか?
1-1.引っ越し会社のオプションでしてくれること
1-2.原状回復はどこまでするべきなのか?
2.退去時の部屋の掃除のポイントは?
2-1.場所別掃除のコツ①:床
2-2.場所別掃除のコツ②:窓ガラス
2-3.場所別掃除のコツ③:壁・天井
2-4.場所別掃除のコツ④:風呂場
2-5.場所別掃除のコツ⑤:トイレ
2-6.場所別掃除のコツ⑥:ベランダ
まとめ
1.引っ越しの退去で掃除はするべきなのか?
引っ越しの時期にはなにかと忙しく、掃除がおろそかになってしまう方も多くいらっしゃるかと思います。
しかし、これまで過ごしてきた家にはお礼の気持ちも込めて清々しく掃除し退去したいものです。次に入居する人の気持ちを考えてきれいにするのはマナーでもあります。
そもそも賃貸契約上は退去する際に「原状回復義務」つまり「住んでいた家を借りたときの状態にきれいにしてください」という約束事があるので、家をきれいにしておかないと余計なお金がかかってしまう場合があります。
したがって次に入居する人が気持ちよく新生活をはじめられるように、きれいに掃除をしておくのは良いことです。しっかりと掃除しておいて損することはないです。
1-1.引っ越し会社のオプションでしてくれること
また、引っ越し会社はあくまで荷物の搬出・搬入がメインの仕事で退去する部屋をその場で掃除するようなサービスは基本的には行っていません。
なかにはオプションで対応してくれる会社もあります。
サカイ引越センターを例に挙げると、引っ越し当日に家具や荷物を運んだ後に部屋を10分間だけ掃除してくれるという「10分間サービス」というサービスがあります。
さらに退去の際、不要になった家具や家電が出てしまう場合があるでしょう。その時は、引っ越し会社がリサイクル業者や回収業者を紹介するサービスもあります。
見積もりの際に言っておけば、どのくらいの金額なのか提示してもらうことも可能です。引っ越し会社が協力できるのは基本的にはそこまでとなります。
そこでどのくらい掃除すればいいのか?という疑問に思う方もいると思うのでこれから退去時に押さえておきたい掃除のポイントについて紹介していきます。
1-2.原状回復はどこまでするべきなのか?
入居者は契約時に「原状回復」が義務付けられています。完全に入居前の部屋に戻さなければいけないと思うかもしれないが、普通に生活をしていて発生した汚れや傷などの原状回復は原則として貸主の負担となります。
しかし、それ以外の入居者の不注意や過失で生じた破損や汚れなどの原状回復にかかる費用は入居者が負担しなければなりません。ただ最初からあった傷なのか入居者によって生じた傷なのかこのボーダーラインが曖昧なため、トラブルが生じやすいです。
2.退去時の部屋の掃除のポイントは?
今住んでいる部屋を退去する時の掃除は敷金の返還額に関わってくるのでしっかりとやっておきたいものです。人生の新たな門出となる新居での生活は、落ち着いた環境で始めたいですよね。そこで、まずは思い切っていらない大きな家具や家電を処分しましょう。同じ場所に住んでいるうちは愛着があり、なかなか捨てられないですが、引っ越しを期に捨てましょう。
捨てるのがもったいないという方は、リサイクルショップなどに持っていきましょう。少しでもお金にできれば損した気分にはならないでしょう。ポイントを以下にまとめました。
2-1.場所別掃除のコツ①:床
フローリングの場合は、まず溝に沿って丁寧に掃除機をかけ、拭き掃除を行いましょう。その際、かたく絞った雑巾で拭くのがポイントです。フローリングワイパーをドライシートを使ってからウエットシートを使って仕上げましょう。ウエットシートは他の箇所を含めてお掃除の一番最後に行ってください。
畳の場合もフローリングと同じ要領で、畳の目に沿って掃除機でほこりを吸い取ります。そのあと、熱めのお湯で濡らしよく絞った雑巾で拭き掃除を行います。お湯を使うことで畳に丕着している油分を溶かしてきれいにできます。
2-2.場所別掃除のコツ②:窓ガラス
窓ガラスは水で濡らした新聞紙で拭くと、新聞紙のインクが手垢やタバコのヤニを落としてくれます。落ちにくい汚れの場合は窓拭き用のクレンザーを使うときれいになります。
窓のお掃除方法はこちらのブログでも紹介していますので、参考にしてください。
2-3.場所別掃除のコツ③:壁・天井
壁と天井の掃除は一般的に使用されているビニールクロスであれば、まず掃除機でほこりを吸い取るのが先決です。そのあとに家庭用の中性洗剤を5%ほど薄めた水で雑巾を固く絞り、叩くように拭いていきます。しかし、壁の素材によっては変色や破損してしまう可能性があるので素材よく注意して目立たない箇所であらかじめ試してから掃除するといいです。
2-4.場所別掃除のコツ④:風呂場
風呂場は石鹸かすや水垢、カビなどが目立つかと思います。これらは市販の洗剤で落とすことができます。もし錆がある場合は、鉄分の汚れに強い漂白剤などを40度くらいの湯で薄めて錆に付着させます。15分から30分くらいほど放置してからブラシで軽く擦ると簡単に落とすことが可能です。
2-5.場所別掃除のコツ⑤:トイレ
トイレは水垢や壁、床、便器のふたなどの掃除が必要となります。まず、貯水タンクについた水垢は専用の洗剤で軽く拭き取ります。壁や床は尿飛びで汚れていることが多いため、腰より低い部分をトイレ用シートなどで重点的に拭くようにしましょう。
2-6.場所別掃除のコツ⑥:ベランダ
①掃きとり作業
ベランダには、外から風邪などによって吹かれて飛来してきた砂やほこり、枯れ葉などのごみが付いているかと思います。ベランダの掃除をするときは、まずベランダの砂ほこりや枯れ葉などをほうきなどで掃きとることから始めましょう
②拭き作業
掃き掃除が終わったら、次は拭き掃除を行いましょう。ベランダには砂ほこりや泥汚れの他、車の排気ガスなどによる汚れが結構目立ちます。そこで、いらなくなったタオルや雑巾を水でしっかりと湿らせて水拭きを行うことで排気ガスなどで黒くなったベランダをきれいにしていきましょう。
雑巾などはすぐに真っ黒になると思いますので、別に必要ないものなら捨ててしまいましょう。排気ガスで黒くなった箇所を落としてきたら次は、苔が生えている箇所が目立ってくると思います。
そこで、漂白剤が効果的。少量の漂白剤を流しかけ10~20分ほど放置した後に、ブラシなどで剥がすように擦るときれいに落ちていきます。
作業③排水溝作業
最後に排水溝の作業です。長年生活していると排水溝に大きなごみなどが詰まっていることもあります。排水溝に何か詰まっていないか確認して、詰まっているようなら取り除けるものは取り除いておきましょう。
まとめ
いかがでしたか?今回は引っ越し時の掃除の方法についてポイントを押さえて解説しました。賃貸物件の場合、退去時のトラブルが多いことでも知られていますが、、トラブル回避のためにも、引っ越しをして部屋を退去する際は完全に入居時の時のようにピカピカにする必要はありませんが、ある程度はきれいにしておくことが大切です。
さらに、いままでお世話になった部屋へのお礼と思って最後にしっかりと掃除をして旅立つのも新生活へのいいスタートになりますね。
最後に、日常的にこまめな掃除を行っておくことが忙しい引っ越しの直前に掃除をする手間を省く一番の近道になりますので常に定期的に掃除を行うことが大切になります。