本当にお掃除機能付きエアコンは掃除しなくてもいいのか

本当にお掃除機能付きエアコンは掃除しなくてもいいのか

「お掃除機能付きエアコンって自分で掃除する必要がないんじゃないか?」と思ったことはありませんか。自動掃除機能がついているなら、わざわざ自分で清掃する必要はありませんよね。そこでこの記事では、お掃除機能付きエアコンにおける掃除の必要性について解説します。モデルやメーカー別の性能も解説するので、ぜひ参考にしてください。


目次

1.お掃除機能付きエアコンでも掃除は必要
1-1.お掃除機能付きエアコンで掃除が必要になる原因
1-2.お掃除機能付きエアコンを掃除する方法
1-3.数年に一度は全体を清掃する
1-4.日ごろからメンテナンスを徹底する
2.お掃除機能付きエアコンのメーカー・モデル別分類
2-1.お掃除機能付きエアコンのモデル別機能性
2-2.お掃除機能付きエアコンのメーカー別機能性
2-3.自分のエアコンがお掃除機能付きなのか確かめる方法
まとめ


1.お掃除機能付きエアコンでも掃除は必要

 

お掃除機能付きのエアコンで掃除できるのは、内部フィルターのみです。そのため内部に溜まっている汚れ・ほこり・塵などは、人の手で取り除く必要があります。これは説明書やメーカーのHPなどでも推奨されていることです。特に冷房や除湿使用時は、水滴が多くなり内部にカビが発生しやすくなるので定期的な清掃が欠かせません。


1-1.お掃除機能付きエアコンで掃除が必要になる原因

お掃除機能付きエアコンは、フィルターのみをクリーニングの対象としており万能ではありません。くわえて密閉度が高く外気や湿気がこもりやすい構造をしているため、普通のエアコンよりカビが発生しやすいと言われています。中には自動掃除機能の稼働音を嫌い、機能自体を停止させるユーザーもいるようです。


1-2.お掃除機能付きエアコンを掃除する方法

お掃除機能付きエアコン内部の掃除は、普通のエアコンと変わりません。個人でできるのは数カ月に一度フィルターを洗ったりするくらいです。そのほか、タイプ別に掃除方法が異なります。

ほこりや汚れをホースで排出するタイプは、ホース内部のほこりや汚れを洗い流しましょう。ここが詰まると、お掃除機能で集めたゴミが排出されなくなります。故障の原因にもなるので、ホース内部は常に清潔にしておきましょう。

ほこりや汚れをダストボックスに貯めるタイプは、半年に一度ボックスの中身を捨てます。


1-3.数年に一度は全体を清掃する

上記の方法では、エアコン内部のほこりやカビまでは落としきれません。そのため12年に一度は、すべてのパーツを分解して全体を掃除する必要があります。

お掃除機能付きエアコンの分解は、複雑な配線や細かな部品が多く、素人が行うのは困難です。仮にできたとしても、素人では完璧に組み立て直せる保証がありません。そのためエアコンを分解して清掃する場合は、業者に依頼するのがおすすめです。自分で分解する際は、説明書やホームページなどで部品や組立方法を確認し、後で不具合がでないように工夫してください。


1-4.日ごろからメンテナンスを徹底する

日ごろからメンテナンスを徹底することで、お掃除機能付きエアコンの掃除が楽になります。特にカビは心がけ次第で予防できるので、しっかりアフターケアを行いましょう。特にお掃除機能付きエアコンは内部に水滴が溜まりやすいので、数回に一回は送風運転で内部を乾燥させます。


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2.お掃除機能付きエアコンのメーカー・モデル別分類

お掃除機能付きエアコンは、メーカーやモデルによって機能性が異なります。自分の持っているエアコンがどのタイプなのか確認して、掃除に役立ててください。


2-1.お掃除機能付きエアコンのモデル別機能性

お掃除機能付きエアコンのモデルは、上位・中位・下位に分けられます。それぞれのお掃除性能は、以下の通りです。

  • 位モデル:フィルターと熱交換器を自動清掃してくれる
  • 中位モデル:フィルターに加え、熱交換器が抗菌仕様になっている
  • 下位モデル:フィルターのお掃除機能のみ搭載

お掃除機能付きエアコンの上位モデルでは、フィルターに加え熱交換機も掃除できます。これは熱交換器の表面に撥水加工を施しているためです。具体的には熱交換器表面に発生する結露が、ほこりや汚れを取り込みながら下に流れ落ちます。


2-2.お掃除機能付きエアコンのメーカー別機能性

お掃除機能付きエアコンは、メーカー別でも機能性が異なります。それぞれの特徴の一部を紹介します。※年式やモデルによって異なる場合があります。

  • ・ダイキン:ストリーマ機能により内部を乾燥させカビの発生を防ぐ。ダストボックスタイプ。
  • ・三菱:バイオクリア運転により、フィルターのゴミを取り除く。ダストボックスタイプ。
  • ・パナソニック:お掃除ロボットによりフィルターを掃除しカビの発生を防止する。フィルターのゴミは外に排出する
  • ・シャープ:フィルターと熱交換器の清掃機能がついている。フィルターのゴミは外に排出する

どのメーカーも、エアコン内部を乾燥させてクリーンにする機能を備えています。それぞれ独自技術を開発しており、エアコン内部を清掃する機能が豊富です。例えばシャープは活性酵素を用いたプラズマクラスターイオンを利用して、エアコン内部を抗菌・除菌しています。


2-3.自分のエアコンがお掃除機能付きなのか確かめる方法

自分のエアコンがお掃除機能付きなのかどうかは、以下の点をチェックしましょう。

  • エアコン本体の大きさ
  • 室内機の前面パネル
  • リモコン内のボタン表示

お掃除機能付きエアコンは、フィルターを掃除する機械がついているため前にせり出しています。普通のエアコンより厚さがある場合は、お掃除機能付きエアコンの可能性があります。

厚さが変わらない場合は、前面パネルを開けフィルター部分を確認しましょう。お掃除機能付きエアコンなら、フィルターを掃除するための機械がついているはずです。フィルターしかない場合は、お掃除機能がないエアコンになります。

また、リモコンのボタン表示を確認するのもおすすめです。リモコン内に「自動掃除」「フィルター清掃」「フィルターお掃除」などがあれば、お掃除機能付きのエアコンの可能性が高いでしょう。ただし「クリーン」の表示はお掃除機能ではない可能性が高いので注意してください。


まとめ

エアコンのお掃除機能は、フィルターや熱交換器以外の部分には働きません。そのためエアコン内部のカビ・ほこり・汚れなどは、人力で落とす必要があります。ほこりや汚れを外部に排出するタイプは、ホース内部を定期的に掃除しましょう。ダストボックスタイプは、半年に一度中にあるゴミを捨てます。

1~2年に一回は、エアコンを分解し内部全体を掃除してください。お掃除機能付きエアコンの分解清掃は、素人には荷が重いので業者に依頼するのがおすすめです。

お掃除機能付きエアコンといっても、掃除が必要ないわけではありません。エアコンを長持ちさせるためにも、定期的なクリーニングを徹底しましょう。


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