狭い場所なのに汚れの宝庫!トイレの掃除方法

狭い場所なのに汚れの宝庫!トイレの掃除方法

色々な場所を毎日お掃除している方でもトイレのお掃除だけはどうしても気が重い…という方少は結構多いのではないでしょうか。

いくら家族といえども、あからさまに目に見える汚れと漂う臭いがお掃除のモチベーションを下げてしまいますよね。

なかなか重い腰が上がりませんが、トイレの汚れや臭いは放置するとどんどん悪化しに、時間が経てば経つほど除去しにくくなってしまいます。

実際にプロの視点から見ても、トイレの掃除は非常に高度な知識が必要になる場所です。

つまり知識がなければどれだけ時間をかけて頑張っても綺麗にならない汚れの巣窟なのです。

また、トイレの掃除で使用する洗剤は主に2種類ありますが、使い方を誤ると有毒ガスが発生し非常に危険です。

トイレの汚れの落とし方と危険性をしっかり理解して、安全にかつ効率良くお掃除が出来る知識と手法を身に付けていきましょう。


目次
1.トイレの汚れの種類
∟1-1.黒ずみ
∟1-2.尿石
∟1-3.水垢
∟1-4.トイレ掃除の考え方
2.温水洗浄便座(ウォシュレット)の掃除
3.便器の掃除
4.まぜるな危険
まとめ


1.トイレの汚れの種類

まずはお掃除を効率よく進めるためにトイレにつく汚れの種類を理解しておくと対応しやすいです。

主な汚れの種類は次の3種類に分類されます。

  • 黒ずみ
  • 尿石
  • 水垢

それぞれの特徴や落とし方を説明していきます。


1-1.黒ずみ

便器の中の常に水が張られている際の部分にこの黒ずみが出来ます。CMなどでもお馴染みのサボったリングと言えば想像していただけるでしょう。

この黒ずみの成分は主にホコリなどの汚れにカビ繁殖したのです。カビ汚れなのでカビ取り剤など塩素系漂白で落としましょう。

軽度な汚れにはトイレ用の中性洗剤などで対応できますが、長年放置して落ちにくい汚れには塩素系の洗剤を拭きつけて5分ほど放置して軽くこすると綺麗に汚れが落ちます。

塩素系の洗剤を使用すれば、同時に除菌もできて一石二鳥です。


1-2.尿石

尿石とは尿に含まれるカルシウムが便器に付着したもので、黄色く蓄積してしまったものは住まいの汚れの中では断トツに落としにくい汚れになります。

主な成分はカルシウムなので、酸性の洗剤で除去します。


1-3.水垢

タンク上の手洗い場や蛇口に付着しやすい汚れで、ザラザラしたもので陶器やプラスチックが白く曇った感じになります。

水垢は水道水。に含まれているカルシウムやマグネシウムなどのミネラル成分が固着してできるものです。

尿石と同じく酸性の洗剤で落とすことが出来ます


1-4.トイレ掃除の考え方

トイレの汚れは非常に頑固です。力任せに自分の手を動かすよりも「洗剤に仕事をさせる」事を意識すると非常に効率的で楽に掃除が出来ます。

がむしゃらにこすっても落ちない汚れが多いので、洗剤を出来るだけ長く汚れに滞留させて、分解してもらう手法です。

洗剤が頑張ってくれている間に次の場所を掃除する方が効率の良い掃除が出来ます。


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2.温水洗浄便座(ウォシュレット)の掃除

温水洗浄便座を使用されているご家庭も多いかと思いますが、温水洗浄便座は簡単に取り外せることをご存じでしょうか。

温水洗浄便座と便器を切り離すと普段掃除しない部分も掃除ができ、悪臭の原因も取り除くことができます。

温水洗浄便座は大体のものが本体の両サイドどちらかに押せるボタンが付いていますので、それを押すと簡単に外せる構造になっています。※一部の機種ではボタンを引くタイプもありますので、外し方がわからない場合は取扱説明書を確認してください。

ボタンを押しながら手前に持ち上げるようにひきます。

持ち上げる前にコンセントを抜くのを忘れないようにして下さい。

取り外せたらそのまま便器の上に立てるように置きます。給水管やアース線がつながっているので、どこかに置いたりあまり引っ張らないように注意してください。

裏の便座との接地面や開閉部分などの細かい所に汚れがつまっているのでトイレ用のお掃除シートや歯ブラシを使って掃除します。

定期的にお掃除していてもトイレの嫌なアンモニア臭がなくならない方はここに汚れが残っているのが原因の一つです。

温水洗浄便座は、洗剤に弱いので直接洗剤を掛けないようにしてください。汚れが酷い場合は、雑巾に洗剤を噴きつけ汚れている場所に塗るようにしてください。

便器側もトイレ用のお掃除シートを使って洗いますが、こちらは洗剤を直接噴きつけても大丈夫です。

掃除が終わったら取り外した逆の手順で取り付けます。「カチッ」と音が鳴るのを確認して、しっかり固定させてください。


3.便器の掃除

温水洗浄便座が外れているので便器のお掃除は格段にやりやすくなります。

便器の淵の見えにくい所に汚れが溜まっている場合がかなり多いです。

基本的にはここも酸性タイプの洗剤を使用してお掃除していきます。

黄色い尿石汚れがしっかり蓄積されている場合は酸性タイプの洗剤を拭きかけても浸透する前に垂れ流れてしまい、何度も何度も洗剤を使用しなければいけないので、ここで洗剤湿布を使いましょう。

トイレットペーパーを何度か重ねて折り、汚れの上に置いて洗剤をしっかりかけて汚れに貼り付けます。

こうすれば長い間洗剤と汚れが密着し、浸透して簡単に汚れが分解されるので落としやすいです。

順序が逆になりますが、温水洗浄便座を外した段階で、便器側の湿布をしておきましょう。

そうすれば温水洗浄便座を掃除して終わったころには湿布がしっかりと汚れに浸透しているので後は簡単にこするだけなので、かなりの時短になります。

手洗い場や蛇口に付いた水垢にも酸性タイプの洗剤が効果的なので、同様に湿布しておきましょう。

トイレの黒ずみ汚れにもこの湿布は有効ですが黒ずみ汚れは塩素系の洗剤になるのでここではまだ使用しないでください。


4.まぜるな危険

トイレ掃除に使用する酸性タイプの洗剤と塩素系の洗剤にはどちらにも「まぜるな危険」の表示があります。

この2種類の洗剤が混ざると、急激に分解して人体に危険な塩素ガスが発生するのです。

極端な話になりますが、便座を酸性タイプの洗剤で湿布している間は塩素系の洗剤はトイレの外に置いておくのが安全でしょう。何の気なしに間違えて使用する事を避けるためです

酸性タイプの洗剤を使い終わったら、しっかり水で流して完全に成分が残っていない便器にしておいて、そこから塩素系の洗剤を使うようにしましょう。

逆に塩素系洗剤から使用した場合も同様です。また少しでも気分が悪くなったら微量ですが混ざってしまった可能性があるので、すぐに使用を中止し換気しながら水で洗い流してください。


まとめ

トイレの汚れは蓄積されていればいる程落とすのが難しくなります。

一番の対策は毎日とは言わなくとも短いスパンでの小まめにお掃除することが大切です。

すでに汚れが蓄積されてしまって頑固な汚れになってしまっている場合には、一度プロに依頼し徹底的に綺麗にしてもらって、それから維持のため日々のお手入れを始めるというのも一つの手段でもあると思います。

 


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