皆さんのご自宅には「いつの間にかサビが付いている事」が起こっていませんか?
以前はピカピカで綺麗だった台所のシンク。浴室のステンレス部分など。
サビがいつの間にか発生する場所は、ご家庭の中に様々あります。
ステンレスと言うと「錆びにくい金属」として、有名ですが、なぜかいつの間にか錆びてしまう事があります。
それはどうしてでしょうか?
目次
1.もらいサビとはどんなもの?
2.もらいサビを落とす簡単な方法
2―1.歯磨き粉を使ってこすってみる
2―2.研磨剤を使ってこすってみる
2-3.還元系漂白剤(黄変回復漂白剤)などの鉄分や、赤土を落とせる漂白剤
3.もらいサビからステンレスを守る方法
まとめ
1.もらいサビとはどんなもの?
ステンレス製のシンクやお風呂場でサビが発生する場合、よくあるのが「もらいサビ」と呼ばれるものです。
例えば、シンクの中に「使い切った缶詰の空き缶」を放置しておくと、空き缶の底に発生した「茶色い錆び」がいつの間にか、ステンレス製のシンクに移ることがあります。
この状態が「もらいサビ」なのです。
あるいは、浴室のステンレス部分にヘアピンなどを長時間放置しても「もらいサビ」は発生します。
そうした、もらいサビ。
見た目には決して綺麗な状態だとは言えません。
何とかして、このもらいサビを除去したいですよね?
今回はその「もらいサビ」をどうすれば落とせるのか?
を調べてまとめてみました。
2.もらいサビを落とす簡単な方法
もらいサビは、ご家庭にある物で簡単に落とすことが出来ます。
その方法は簡単にまとめて、以下の3つになります。
- 歯磨き粉を使ってこすってみる
- 研磨剤などを使ってこすってみる
- 還元系漂白剤(黄変回復用漂白剤)などの鉄分や、赤土を落とせる漂白剤を使ってみる
というような3点です。
具体的には次項以降でご紹介していきますが、簡単に言うと、「研磨性の強い洗剤」でこすって落としましょう。ということになります。
あなたのご家庭のもらいサビも簡単に落とすことが出来るかもしれませんよ?
では、早速その具体的な方法を見ていきましょう。
2―1.歯磨き粉を使ってこすってみる
まずは、ご家庭にある歯磨き粉を使ってみましょう。
歯磨き粉をもらいサビの発生している金属部分に塗り、布で円を描くようにこすっていきます。
優しくこすっただけで落ちるのであれば、それでOKです。
もらいサビが大きく深く残っているのであれば、かなり力を入れてこすってみましょう。
歯磨き粉は実は「お口の中の洗剤」とも言われ、研磨効果が高いのです。
ただし、人間の口の中に使う物なので、比較的低刺激に作られています。
もらいサビを起こしている金属そのものへの影響も低く抑えながら、研磨することが出来るでしょう。
この場合、「円を描きながら何度もこする」というのが、重要です。
2―2.研磨剤を使ってこすってみる
もし、歯磨き粉を使って、全く効果が無いようであれば、次の手段を試しましょう。
次に使うのは、「ご家庭にあるクレンザー」です。
粉上のクレンザーよりも、よりサビの部分に密着しやすいのでクリームクレンザーかペースト状のクレンザーがおすすめです。
クリームクレンザーも、まずはもらいサビを起こしている個所に塗布します。
その上から、布で円を描くようにこすってみましょう。
優しくこすって落ちなければ、強めにこすってください。
ただし、クレンザーは先程の歯磨き粉よりも「強力な研磨剤」です。
もらいサビを起こしている部分とは関係のない場所まで、傷を付けてしまう恐れがあるので、材質によっては慎重に磨いて下さい。
もし、ご家庭にクリーム状になったクレンザーが無ければ、粉のタイプのクレンザーを塗布し、少量の水を含ませた布でこすっても十分に効果があるでしょう。
また、布で効果が無ければ、台所で使う食器洗い用のスポンジなどで磨いても効果的です。
あるいは、「使い切ってボロボロになった歯ブラシ」を使って、クレンザーの上から磨いてみることもおすすめです。
平面でなく、曲面になった場所などのもらいサビにも歯ブラシで磨くことはおすすめです。
※クレンザー以外の研磨剤として「メラミンスポンジ」もおすすめ
クレンザーでこすってみて、「全く効果がない」となると、もう一つだけお試しいただきたい物があります。
それは、100円均一などで売っている「メラミンスポンジ」です。
メラミンスポンジは、もともと「洗剤を使わなくても汚れを落とせるスポンジ」として有名ですが、かなり強い研磨力があります。
しかも、お値段もリーズナブルなので、躊躇なく使えるでしょう。
さらには、メラミンスポンジは「好きな大きさにカットして使える」という利点があります。
もらいサビの個所に合わせてカットをし、根気よくこすってみましょう。
メラミンスポンジを使ってもらいサビ落としをする際に気を付ける事としては、十分に水を含ませながらこすっていくことです。
水分が無ければ、メラミンスポンジの研磨力は発揮しにくいですし、水分を含ませないことで、もらいサビとは関係の無い場所の金属まで傷を付けてしまう恐れがあるためです。
クレンザーと合わせて、メラミンスポンジを使用してみるのもいいかもしれませんね!
2-3.還元系漂白剤(黄変回復漂白剤)などの鉄分や、赤土を落とせる漂白剤を使ってみる
ここまで、研磨性の強い物でもらいサビを落とそうと努力してきましたが、ここまでやっても全く効果が無いのであれば、「還元系漂白剤(黄変回復漂白剤)」を使っていきましょう。
手軽に手に入れられる還元系漂白剤(黄変回復漂白剤)は「花王」が販売している「ハイドロハイター」です。
元々は、衣類に着いた鉄さびや、赤土の汚れなどを落とす目的の漂白剤ですが、この漂白成分が、もらいサビには有効に働きます。
使い方は簡単。
もらいサビの個所に数滴たらし、上から布やメラミンスポンジでこするだけです。
ただし、この黄変回復漂白剤を使う上での注意としては、「色物の布でこすると布まで漂白される」という点です。
布でこすって見られる方は、使い捨てられる残布でこすってみましょう。
大切なふきんなどでこすると、そのふきんはもう使えなくなってしまうのでご注意ください。
おすすめなのは「メラミンスポンジ」などの研磨剤と一緒に使う事です。
3.もらいサビからステンレスを守る方法
ここまでで、もらいサビをご家庭にある物で簡単に落とす方法がわかって来たと思います。
もっと大切なのは、そもそも「もらいサビを作らないこと」を分かっておくのが重要です。
もらいサビを作らない方法として一番重要なのは、「使い終わった金属物質をそのまま放置しない事」がとても大切です。
使ったものは、きちんともとの収納場所に戻す癖を付けておけば、わざわざもらいサビを落とすことに時間を掛けなくても済むのです。
特に、水分を沢山使ってしまう台所回り、浴室、洗面台のあたりは注意をしておきましょう。
小まめな整理整頓でもらいサビは確実に防げます。
まとめ
というわけで、今回は「もらいサビの落とし方」についてまとめてきました。
まず第一に「もらいサビを作らない事」に注意することは絶対ですが、万が一もらいサビを発生させてしまったとしても、悲観的に考える必要は全くありません。
今回ご紹介したような研磨性の高い物で、丁寧に念入りにこすってみましょう。
じっくりとこすり続けることで、確実にもらいサビは落ちていきます。
また、どうしても研磨剤だけでは落としきれなければ、黄変回復漂白剤を上手く活用して、頑固なもらいサビも落とすことが可能です。
もらいサビを発生させる原因は、普段の整理整頓ができていない事の表れです。
もう一度、ご家庭の不要な物を捨てる為に生活を見直す良い機会になるのではないでしょうか?
出来れば、もらいサビは作らない事!を前提に頑張っていきましょう!