食器洗いは毎日のことでなかなか気が進まず後回しにして、気付くとシンクが食器でいっぱいになっていることはありませんか?
食洗器があれば楽だけどスペースや家計の問題から置けない家庭もあるはずです。
もっと楽に手洗いをしたいという方に向けて時短でキレイに洗えるコツを総ざらいしました。
目次
1.金銭的にも時間も損をしている
2.洗う前の工夫
2-1.洗いやすい食器を選ぶ
2-2.食器は重ねずシンクへ運ぶ
2-3.汚れが酷いものは先に前処理をする
2-4.洗いおけを使う
2-5.スポンジをいくつかに分ける
3.洗う時の工夫
3-1.洗剤は汚れの具合で量を変える3-2.水温高めで洗う
3-3.ゴム手袋を使う
3-4.油汚れのものは後回しにする
3-5.料理の間に洗えるものは洗っておく
4.すすぎと水切りの工夫
4-1.蛇口の下に食器を近づける
4-2.水切りのコツ
まとめ
1.金銭的にも時間も損をしている
家計に負担を掛けないために毎日自炊をしているご家庭は後片付けが面倒ですよね。
食器洗いは時間と手間がかかって面倒だと感じてしまうとヤル気も無くなって効率もよくありません。
時間がかかってしまうと水道代も増加していくのでせっかくの自炊で食費を浮かせても損をしていることになります。
水道を1分間流し続けると12リットル使用します。
水道1リットルの単価は各都道府県で異なりますが例えば東京では0.24円程度のようです。
上図は家庭で一回の食器洗いにかかっている時間を調査した結果になります。
シンクにたまっている食器の量で変わりますが平均して15分程度で一番割合が多くなっています。
もしも一日2回から3回の食器洗いをしているとすると1日30分から45分が平均ということになるので1回を5分時短するだけで1日10分から15分の自由時間が増えて水道代が一回5×0.24=1.2円、1日だと2.4~3.6円節約出来ることになります。
一か月になると300~450分(5~7.5時間)、72~108円の節約になります。
2.洗う前の工夫
実は洗う前にしておいた方が良いことがあります。
まずは準備を整えましょう。
2-1.洗いやすい食器を選ぶ
食事に使う食器は洗いやすい物や食器を節約できる物を選ぶようにしましょう。
洗いやすい食器とはそこの浅い食器や出来るだけ平らな食器、底が深すぎないコップのことです。
ワイングラスのような構造は割れやすいので多用しないほうが良いでしょう。
食器を節約するとはシンプルに洗う数を減らすことを考えます。
例えば、お子さんにはご飯とおかずが一つの皿で済ませられるプレートにします。
また、サラダはボールで味付けしたあと、そのまま食卓に並べてサラダ用の皿は用意せずに茶碗を受け皿にして少しずつ食べる等して食器を減らします。
2-2.食器は重ねずシンクへ運ぶ
重ねてしまうと汚れる面積を増やしてしまうことになるので出来るだけ重ねずにトレーや家族に手伝ってもらい食べ終わった食器をシンクに運んでもらうようにしましょう。
2-3.汚れが酷いものは先に前処理をする
ケチャップやマヨネーズ、油が食器に付いている場合は予め拭きとっておくことで節水や時短、スポンジの汚れ防止に繋がります。
拭きとるものは新聞紙やティッシュ、キッチンペーパーがオススメです。
特に新聞紙は油を取り除くのに向いているので余っている新聞紙があれば使ってみて下さい。
2-4.洗いおけを使う
洗いおけに、お湯を入れて洗剤を入れて良くかき混ぜた中に油汚れの酷いものを先に漬け置きしておくと時短と水の節約に効果的です。
水1Lに対し3mL(小さじ一杯が約5mL程度)を入れておくと十分です。
おけを使うと洗った後のスペースが面倒という方にはシリコン製の折りたためるタイプの物もあるのでオススメです。
また、カレーの鍋やグリルの受け皿の油汚れなどには、直接お湯と洗剤を入れておくだけで充分です。食事の間に漬けておくことで効率良く表面の油を浮かすことができます。
2-5.スポンジをいくつかに分ける
スポンジやブラシを分けておくと良いです。
例えば底の深いものを洗う時には長いブラシ、鍋やフライパンの油汚れ用のブラシ、汚れの酷くない食器やコップ専用のスポンジなどに分けると他に汚れが移ることもないのでスポンジを流水で洗って再度洗剤を付ける必要もありません。
3.洗う時の工夫
洗う時にも一工夫してあげることでグッと時短することができます。
3-1.洗剤は汚れの具合で量を変える
一般的に洗剤は1~3mLが適量と表記があります。ほとんど汚れていない場合は1mLで汚れが酷い場合は3mLと汚れの具合によって量を変更しましょう。
ちなみに1mLを軽量してスポンジに落とすと赤丸で表した範囲くらいですスポンジの寸法が8cm×14cmでこのくらいの量です。見た目では1円玉より少し小さいくらいのサイズです。
量が多すぎると、すすぎの時の水の量が多く必要になるので出来るだけ適量を使うようにしましょう。
また、洗剤を水で薄めた状態で放置すると雑菌が増殖し、せっかく洗ったのに臭くなることがあるので使い終わったらスポンジを流水で洗うようにしましょう。
3-2.水温高めで洗う
40℃以上のぬるま湯で洗うことで頑固な汚れでも綺麗に手早く落とすことができます。高ければ高い程洗浄力は上がりますが、暑すぎると触れなくなるので触れる範囲で高い温度で洗うようにしましょう。
3-3.ゴム手袋を使う
手袋を使うと思わぬメリットがあります。
・水温を感じにくい
水温が高いと洗浄力が上がるので手袋をつけると手に感じる暑さを軽減することができるので素手よりも高い温度で洗えます。
・滑り止め
食器を洗っていると手が滑って食器を割ってしまったという経験はありませんか?
割ってしまうと片づける手間を無くすことができます。
・手荒れ予防
毎日水仕事をしていると冬になると手荒れに悩まさている方は少なくないはずです。
手袋を使うと手荒れの抑制に効果があるので、少し面倒かもしれませんがしておくことで手荒れを予防できます。
3-4.油汚れのものは後回しにする
洗う順番を軽い汚れの食器から行い油汚れや、頑固な汚れの物は後回しにしてシンクのスペースを確保するようにすると洗いものが早く片付きます。
3-5.料理の間に洗えるものは洗っておく
料理中に蒸したり、煮込む10分や15分で使い終わったお玉や菜箸、包丁、まな板などを洗っておくとシンクが埋まらず、食事の後の食器のスペースを確保することができます。
洗い終わったあと水切り台に食器を並べるので早めに水を切って水切り台のスペースも確保することができます。
4.すすぎと水切りの工夫
すすぎの時にも一工夫するポイントがあります。
水道代に直結する所ですので押さえておきましょう。
4-1.蛇口の下に食器を近づける
蛇口の下に食器を寄せて置くことで、すすいでいる食器からこぼれ落ちる水を有効活用することができます。
出来れば洗った時に食器を重ねておくことで次の食器の表面をすすぐことができるのでオススメです。
4-2.水切りのコツ
洗い終わった後は出来るだけ早く水を切って拭きあげる手間を少なくしたいものです。
そのためには食器が出来るだけ重ならないようにおくことが大切です。
まとめ
最後にポイントをおさらいしましょう。
前処理
- 使い終わった鍋や油汚れのグリルの受け皿を漬け置きしておく
- スポンジを使い分ける
洗う時
- 洗剤は汚れの具合で量を変える
- 水温高め
- ゴム手袋を使う
- 料理中に使用した器具は料理の隙間時間に洗っておく
すすぎの時
- 蛇口の下に食器を近づける
水切りの時
- 食器が重ならないようにする
前処理と洗う時のポイントを頭に入れておくことで時短と節約に繋げましょう。
毎日の手間を減らすだけでも食器洗いのやる気も維持することができます。
冬は特にゴム手袋を使うことで大切なお肌も守られるので面倒臭いかもしれませんが手にはめて食器洗いをしましょう。