トイレの詰まりを自分で解消する方法

トイレの詰まりを自分で解消する方法

「トイレが詰まってしまったら、どう解消すればいいの?」

「業者を呼ばない方法はないの?」

正しい対処法が分からずに、どんどん悪化してしまっては大変ですよね。特にお子様がいる家庭や、体調不良の時、来客を予定している際にトイレが使えないと不便です。

なるべくなら業者を呼ばず、お金をかけずにご家庭の中で解決できたらいいですよね。

どんなものがトイレに詰まっているかによって、対処方法も変わってきます。適切な方法で解消をしていきましょう。

それでは、トイレの詰まりの解消方法や普段のトイレの使い方の注意点や予防策を紹介していきます。


目次

1.トイレが詰まった時の解消法
1-1.手で取りだす
1-2.ラバーカップを使う
1-3.パイプクリーナーを使う
1-4.ワイヤーやハンガーで取り出す
1-5.業者に依頼する
2.トイレを詰まらせないための予防策
2-1.小まめに流す
2-2.水に溶けない物は流さない
2-3.トイレの近くに物を置かない
2-4.違和感は放置しない
まとめ


1.トイレが詰まった時の解消法

1-1.手で取りだす

比較的浅い部分に詰まりの原因物がある場合は、手で取りだすことが可能です。

特に何か落としてしまった場合は、流さずに手で取り除いてください。

便器の中に手を入れる際に気になる場合は、手袋をはめて対象物を取り出しましょう。

取り出すことができたら、水にとけるトイレットペーパーでも一気に流さずに少量ずつ流します。

トイレットペーパー以外の紙や取り出したものが水に解けない物は、きちんと分別して処分するようにしましょう。他の取り出し方でも同様に、取り出した対象物の後処理のしかたにも気を配ってくださいね。


1-2.ラバーカップを使う

家庭でも簡単に使えて、実は水道修理の業者もよく使用しているのがラバーカップです。ドラッグストアやホームセンターで比較的安価で手に入ります。

まずは使用前の準備です。水の溢れや飛び散りが気になる場合は、床や壁に新聞紙やチラシ、ビニールを敷くなどして汚れを防ぎましょう。

ラバーカップを使う場合のコツは、真空状態を作って押すのではなく「引く力」で、詰まりの原因を引っ張り出すことです。押してしまうと詰まりをより奥に押し込めてしまうので、注意が必要です。

ラバーカップをトイレの水に浸したら、カップの中にたまった空気をすべて押し出して排水口にフィットさせます。便器とカップの密着度が高いほど、取り出すときの圧力も強まります。引く抜くときは力が必要なので、勢いをつけて引っ張ります。その際は水の飛び散りや、周囲の壁にぶつからないように気をつけましょう。

また何でもラバーカップで詰まりを解消できるわけではないので、注意が必要です。

ラバーカップで詰まりを解消できるものは「水に溶けるもの」です。例えばトイレットペーパーや排泄物、水に溶けるお掃除シートなどになります。

髪の毛やおもちゃ、紙おむつや生理用品などが詰まりの原因の場合は、ラバーカップの使用は控えた方がよさそうです。場合によっては奥に詰まってしまった場合により取り出しにくくなります。

取り出したい対象物によって、使い分けをしましょう。


1-3.パイプクリーナーを使う

パイプクリーナーは薬剤タイプとポンプタイプのものがあり、スーパーやドラッグセンターで手軽に購入が出来ます。

薬剤のパイプクリーナーは、管にこびりついた汚れを取るのが得意です。日頃のケアとして使うのもいいでしょう。解消したいものが何かによって使い分けが必要です。次のようなものを目安にして、使うものを選びましょう。

  • トイレットペーパーや便による詰まりは、塩素系の薬剤
  • 髪の毛の詰まりは、アルカリ性の薬剤
  • 尿石は、酸性の薬剤

薬剤で詰まりの原因を溶かすことで、分解を進めて流せるようにしていきます。うまく使用して解消していきましょう。また薬剤を使用する場合は、トイレの中の換気扇を回したり窓を開けて換気を忘れないようにしましょう。

ポンプ式のクリーナーは、ラバーカップと似た原理で詰まりを引っ張り出すことができます。少し大きな対象物を取り出したい場合は効果があります。

また形や使い方もラバーカップに似ていて、さらにより強い圧力を加えることができるので効果は強力です。価格の相場は、20003000円ほどです。


1-4.ワイヤーやハンガーで取り出す

ワイヤーやハンガーは、針金が細くて柔らかいので変形させやすく、狭いトイレの便器内や管に入りやすいです。

便器内にワイヤーを差し込んだら、ゆっくりと円を描くようにして回し入れながらかき出していきましょう。

便器の中の排水管は曲がっているので思っているよりも長いワイヤーが必要となります。

対象物に触れた時に奥に詰まっていく感触があれば、それ以上かき出すのはやめた方がいいです。詰まりが奥にいきすぎると、また取り出すのが大変になってしまいます。

症状が悪化しそうな場合は、他の方法を試すか業者への依頼を考えましょう。


1-5.業者に依頼する

詰まりの原因が分からなかったり、便器や部品を取り外す必要がありそうな場合は、自己判断で直そうとせずに業者に依頼をしましょう。

なるべくお金をかけずに自分で直したくなりますが、詰まりの原因を悪化させないためにも、プロの手を頼ることもいい方法です。

家庭ではなかなかできない便器内や管の高圧洗浄や、汚れのかき出しで詰まりの解消ができます。

詰まりの原因を取り除く以外にも、もともとの水流の弱まりを修理したり、トイレタンク内の不具合や汚れ掃除もしてもらえます。

また休日や年末年始・夜間などでも、年中無休で水道修理業者は問い合わせや出張にも対応してくれるので、安心して業者を頼りましょう。


ハウスクリーニング

2.トイレを詰まらせないための予防策

次にトイレ詰まりの原因を知って、予防策を立てましょう。


2-1.小まめに流す

詰まりの原因の多くは、トイレットペーパーなどを大量に一気に流してしますことです。

便器内部の通り道や管は、細くなっている部分があります。そのため、流す分量が多いと詰まってしまいます。トイレットペーパーをたくさん使いそうな時は、小分けにして少しずつ流すようにしましょう。

また節水しようとすることも詰まりの原因になります。水を流す際にレバーを最後まで回さずに止めてしまうと、水量が足りずに汚物が流れません。

きちんと流れなかった汚物は便器内や細い管の中で、途中で止まってしまいます。その後に、たまたま一気に水を流した瞬間に大量の汚物が詰まってしまいます。

水を使うのはもったいないと思わず、今後の詰まりの防止のためと思って小分けに、そしてきちんと最後まで流し切りましょう。

また新しい便器は以前と比べて節水タイプになっていて、海外製のトイレットペーパーとの相性は最悪といわれております。

倉庫型店舗の大容量のトイレットペーパーを使用していると普通に使用していても詰まってしまいますので、新しい便器をご利用の方は日本製のトイレットペーパーを使用してください。


2-2.水に溶けない物は流さない

水に溶けない物は詰まりの原因になります。

例えば次のようなものが水に溶けないものです。水を吸水して膨らむものは、トイレに流さないようにしましょう。

  • 筆記用の紙
  • 紙おむつ
  • 生理用品
  • 汗取りパッド
  • 油分の多い食べ物、大量の吐しゃ物
  • 髪の毛
  • ティッシュペーパー
  • トイレットペーパーの芯

特に紙おむつなどが便器の中で詰まってしまった場合、どんどん水を吸収して膨らみます。そうなるとどんどん取り出すのが難しくなっていきます。

このようなものは通常のゴミ処分の方法で分別して捨てるなど、処分のしかたに注意しましょう。

お掃除用トイレシートは水に溶けますが、トイレットペーパーよりほど簡単には水に溶けないので1枚ずつ流すようにしてください。


2-3.トイレの近くに物を置かない

小物やおもちゃを誤って流すことで、詰まりの原因を引き起こすことがあります。

手洗い管付きのタンクの場合は、置き型の洗浄剤を設置したり、インテリア目的でトイレの中に置物があるご家庭もあるかと思います。ですがトイレの中や周りには、不要な物はなるべく置かずにすっきりとさせておくのがいいでしょう。

特に小さなお子様がいる家庭では、お子様がいたずらでトイレの中におもちゃを入れてしまうケースもあります。使い終わったトイレットペーパーの芯なども、お子様の手に触れられる場所に置かずにすぐに処分するといいでしょう。

またトイレに行く際には、物を持って行かないルールを作ったり、詰まりの原因を作らないようにすることも一つの方法です。

小物を流して詰まった場合は、業者に依頼して便器を外して取り除く必要があります。

その場合は費用も高額になりますのでご注意ください。


2-4.違和感は放置しない

トイレの流れがいつもと違う感じがしたら、何らかの対策は取るようにしましょう。

トイレの詰まりや不具合を放置していると、近隣のお宅へも影響やトラブルが起きてきます。そうなるとマンションなどの集合住宅にお住いの場合は、近隣の方に多大な迷惑をかけることもあります。

具体的な周囲に影響を与えるトラブルは、次のようなものです。

  • ・マンションの場合トイレの水の溢れが階下まで汚水の漏れがつたってしまう
  • ・隣の部屋と排水管が繋がっている場合は、隣の部屋のトイレに水の逆流が起きる
  • ・近隣へ汚物の悪臭被害が出る

トイレの詰まりはご自身のお宅だけではなく、近隣に住む方へ影響をおよぼしてしまうことも覚えておきましょう。


まとめ

トイレが詰まった時の解消法としては下記の方法があります。

  • 手で取りだす
  • ラバーカップを使う
  • パイプクリーナーを使う
  • ワイヤーやハンガーで取り出す
  • 業者に依頼する

トイレを詰まらせないための予防策としては

  • 小まめに流す
  • 水に溶けない物は流さない
  • トイレの近くに物を置かない
  • 違和感は放置しない

トイレの詰まりは生活の中でふいに訪れるトラブルです。ですが解決方法はさまざまにあります。慌てずに適切な方法を選んで対処しましょう。


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