年々どんどん暑さが増してくるように感じる夏や寒さがこたえる冬に、エアコンを毎日朝から晩までつけっぱなしという家庭も珍しくないのではないでしょうか。
そのエアコンですがどのくらいの頻度でどこをお手入れしていますか? エアコンはその機能の性質上内部にカビが繁殖しやすくなっていて、清潔に使うには定期的なお手入れが必要不可欠です。
フィルターはまめにきれいにしてるから心配ない、エアコンにお掃除機能がついているから大丈夫と思った方もいるかもしれません。 でもそれ以外にもカビが発生しやすい場所やほこりがたまりやすい場所はまだあるんです。
またエアコンのお掃除機能はフィルターのお掃除機能なので、これだけで十分なんてことはありません。 お手入れしていないとエアコンを使っている間知らず知らずのうちに家族全員がエアコンから噴き出てくるカビや細菌を沢山吸ってしまっているかもしれませんね。
そこでここではエアコンのあまり知られていないお手入れ箇所やそこをきれいにする方法について紹介していきます。
目次
1.吹き出し口とルーバーのお手入れ方法
∟1-1.手で開けられる場合とリモコン操作する場合がある
∟1-2.お手入れの手順
2.室外機のお手入れ方法
∟2-1.室外機のお手入れの必要性
∟2-2.お手入れの手順と注意点
3.空気清浄機能フィルターを交換する方法
∟3-1.交換用フィルターはお掃除できない
∟3-2.ご家庭の機種にあった交換用フィルターを購入して取り換え
まとめ
1.吹き出し口とルーバーのお手入れ方法
エアコンで定期的にお手入れしておきたい箇所の1つが吹き出し口とルーバーです。 吹き出し口は冷風や熱風が出てくる所で、ルーバーは吹き出し口のすぐ内側にある風の向きを変えるファンのことですよ。
そんなところ今まで意識してみたことないという方もいるかもしれませんがここもエアコンの中でほこりがたまったりカビがはえたりしやすい場所で、しかもここにカビが生えた場合何遮られることなく部屋の中にカビが舞い散り放題になってしまいます。
フィルターほど頻繁にお手入れする必要はないですが、エアコンをよく使うシーズンが終わったらその都度お掃除しておきたいですよ。
1-1.手で開けられる場合とリモコン操作する場合
吹き出し口とルーバーをお手入れする場合使っていない時は閉まっている吹き出し口やルーバーを開けないといけませんが、てでパかっと開けられる機種とリモコンで操作して開ける必要がある機種があります。
ご家庭の機種がどちらのタイプかお手入れ前に確認するようにしてくださいね。
安全のために手動の場合は吹き出し口に触れる前に、リモコンの場合は操作して吹き出し口を開けてから、エアコンのコンセントを抜くかブレーカーを落すようにしましょう。
1-2.お手入れの手順
お手入れする時はアルコールをウエスに拭きつけ、全体を拭き上げるようにします。
汚れの酷い場合は直接アルコールをスプレーしてから、ウエスで拭いてください。
ルーバーの間が狭くて上手く拭き取れないという場合はエアコンの吹き出し口専用のお掃除棒を使いましょう。
エアコンの吹き出し口専用のお掃除棒は100均などでも売っていますが、割り箸にキッチンペーパーを巻き付けて手作りしてしまうこともできます。
但し古いエアコンの場合は経年劣化で樹脂が脆くなっていますので、壊してしまう可能性もあるので優しく拭いてください。
2.室外機のお手入れ方法
2-1.室外機のお手入れの必要性
もともと室外機は外に設置することが前提ですので、雨風や紫外線にさらされ土や砂・枯れ葉などのゴミが付着することは想定されています。
しかし外にある室外機も定期的にお手入れしないと、室外機の内部にゴミが溜まり、アルミフィンが目詰りするなどとエアコンの動きが悪くなったり電気代が跳ね上がったりしてしまいますよ。
2-2.お手入れの手順と注意点
室外機をきれいにするときはエアコンの電源を切ってコンセントを抜きましょう。 直前までエアコンを使っていた場合は熱交換フィンが熱くなっていて触るとやけどをしてしまうかもしれないので、時間を置いて冷ましてからお手入れに取り掛かりましょう。
まず外側にたまった土ぼこりを水を固く絞った布で拭きましょう。 あまりにもほこりがたまっている場合はブラシである程度汚れを落してからするといいですね。
次に室外機の裏側についている金属のフィルターであるフィンをみていきましょう。 この部分はとてもデリケートで優しく扱わないと変形してしまうので十分注意してください。 フィルターの目に詰まっているほこりやごみを取り除くのですが、ハンディクリーナーで汚れを吸い出すか、乾いた歯ブラシでかき出すようにしてください。
3.空気清浄用交換用フィルターを交換する方法
エアコンのフィルターというと本体カバーをあけたところについているほこりを内部に吸い込まないようにキャッチするためのフィルターのことをまず思い浮かべますよね。
このフィルターは当然定期的にお手入れをしてあげないといけない事はご存じではないでしょうか。
しかしそのフィルターとは別に空気清浄機能が付いた交換用のフィルターがついていることが多くあります。多くの場合はフィルターとアルミフィンの間にあります。
空気清浄機能フィルターは空気中のカビや細菌などを吸い取ってエアコンから出てくる空気をきれいにする役割とエアコン内部のカビの繁殖を抑える役割があるのですが、1年から2年で交換が求められています。
3-1.交換用フィルターはお掃除できない
交換用フィルターはフィルターの内側やフィルターの近くについているのですが、お掃除することができません。
空気をきれいにするための加工が表面にされているので、雑巾やブラシでゴシゴシこすったり、水や洗剤をかけるとその加工が取れ効果が無くなってしまいます。
汚れていると洗ってしまいたくなるかもしれませんが、あくまで新しいものへの交換で対応してください。
3-2.ご家庭の機種にあった交換用フィルターを購入して取り換え
交換用フィルターはエアコンの機種によって形状やサイズが様々です。
そのためご家庭にエアコンの機種にあったものを購入しないといけません。 交換用フィルターは家電量販店やホームセンターには置かれていないので注文購入してください。
またネットショップやメーカーに直接問い合わせて購入することもできます。
取扱い説明に記載がありますので、この機会に一度確認してみてください。
まずご家庭のエアコンの機種や型番をしっかりチェックして、交換用フィルターを注文・交換しましょう。
まとめ
エアコンはフィルター以外にもお手入れする必要がある箇所がいくつもあります。
少し大変かもしれませんがエアコンを使って快適に生活するために、忘れずにお手入れしてください。